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東京都北区について

東京23区の北部に位置し、東西に約2.9km、南北に約9.3kmと南北に細長い形状。面積は20.61km2で、総人口は362,906人。

区名の由来

王子区・滝野川区の合併した新区の名称については、「城北区」「京北区」「飛鳥山区」「赤羽区」「武蔵野区」「田端区」「十条区」「王龍区」「龍王区」、また瑞祥地名として「桜区」「紅葉区」「花園区」などが候補としてあげられていた。中でも「飛鳥山区」は大きな支持を受けていたが読みが難解であるという議論が上がり簡潔で平易な方角地名になった。

祭事・イベント

初午祭　稲付の餅つき唄（道灌山稲荷社）※北区指定無形民俗文化財

初午（はつうま）とは、農業神である稲荷神を祀る祭事で五穀豊穣や商売繁盛、家内安全などを祈願する。 王子稲荷神社では、江戸時代から続く名物行事として毎年2月の初午に「凧市」が開かれる。江戸時代は火事が多く、火災時の風を恐れられていた。風を切って舞い上がる凧は火事よけのお守りになると信じられ、江戸っ子に親しまれてきた。幕末の浮世絵師・歌川広重の「名所江戸百景」にも描かれている。 道観山稲荷社では、毎年2月の初午に「稲付の餅搗き唄」が披露される。この唄は、臼のまわりに若者が集まり餅を練ったり搗いたりする時に歌われていた。江戸時代より継承され北区無形民俗文化財に指定されている。

熊野神社の白酒祭（オビシャ行事）※北区指定無形民俗文化財

熊野神社で行われる「白酒祭」は、毎年2月7日に執り行われる厄除けと豊作を祈る祭事で、北区無形民俗文化財に指定されている。白酒祭は、白酒を造って地域の豊作を祈った村の行事が起源とされており600年の歴史がある。もともとは正月7日に執り行われていたが、現在は毎年2月7日に行われている。

王子神社例大祭王子田楽（王子神社）※北区指定無形民俗文化財

東京都北区にある王子神社の例大祭で奉納される民俗芸能で、北区無形文化財に指定されている。 王子田楽は、中世に大流行した田楽芸能の一種で、王子権現社（現在の王子神社）に伝わる芸能。江戸時代には境内の舞台で十二番の演目が奉納されていたと記録されており、日本三大田楽の1つといわれている。 戦争の影響で長らく中断していたが、昭和58年に地域の人々の努力により復興を果たす。現在は毎年8月の例大祭最終日に、境内の仮設舞台で地域の子供たちが躍り手となって奉納する。 王子田楽では、花笠をかぶった舞童が小太鼓、ささらを持ち、笛や太鼓に合わせて踊る。

王子狐の行列（装束稲荷神社から王子稲荷神社にかけて）

東京都北区王子で行われる年越し行事。江戸時代に描かれた歌川広重の代表作である「王子装束ゑの木大晦日の狐火」を現代に再現したもので、王子の歴史文化を伝承する貴重な地域活動。狐面は顔に被らなくても頭に着けるだけでもよく、ご持参いただいても装束稲荷周辺で購入することもできる。

萬垢離（まんごり）／十条冨士神社大祭（お富士さん）／大赤羽祭（赤羽馬鹿祭り）